「フレンチパラドックス」という言葉を聞いたことはありますか?
フランス人が相対的に喫煙率が高く、肉や乳製品など飽和脂肪酸が豊富に含まれる食事を摂取しているにもかかわらず、冠状動脈性心臓病にかかる率が低い状況を指し、これは赤ワインに含まれるポリフェノールのお陰である可能性が指摘されています(20年ほど前にこのパラドックスの説明がアメリカでテレビ放映されたとき、赤ワインの消費が40%以上伸びたそう)
このパラドックスに似た傾向がみられる疾患が・・・認知症
認知症が少ない国がどこかご存知ですか?
国別のはっきりした統計はないようですが、少ない国のひとつとしてインドがあげられます
2000年にアメリカで発表された論文でインド人のアルツハイマー病の発症率はなんとアメリカ人の4分の1であるとの報告がなされております
ではその要因。
「フレンチパラドックス」では赤ワインでしたが、インドのケースでは・・・そう "カレー"
カレーに使われるウコン、そこに含まれるクルクミンというポリフェノールが認知症予防に有効なんだそうです
あまり香辛料を多く使わない欧風カレーより、たくさんの香辛料を使っている本場のインドカレーのほうが効果が高いんだとか。
カレーでなくてもお茶やサプリなど、ウコンを効果的に摂取できるものもあるので利用してみるのもいいかも。ただクルクミンの摂り過ぎは肝機能障害につながることもあるそうなので気をつけてくださいね