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ピエゾフィルムを用いた嚥下機能評価訓練装置(2013/6/23)


嚥下 訪問歯科では、嚥下障害があったり、嚥下・摂食機能の低下がみられたりという患者さまや、胃ろうをしている方でできれば口から物を食べたい、食べさせたいと希望される患者さまやご家族様も少なくありません。

経口摂取や機能回復に向けた訓練の前に嚥下機能の評価が非常に重要となりますが、嚥下や摂食の状態や誤嚥のリスクを正確に評価できる方法としてよく取られる2つの検査方法があります


@ 嚥下造影検査(VF)と呼ばれる検査

これはX線透視下で造影剤を飲み込んでもらい、透視画像で嚥下状態を見る検査で誤嚥のリスクをもっとも正確に把握できる方法ですが、被ばくもあり、ベッドサイドでの実施は現実的ではありません。

A 嚥下内視鏡検査(VE)と呼ばれる検査

経鼻的に鼻咽腔喉頭ファイバー(内視鏡)を挿入して、直視下で嚥下状態を見る検査で、被ばくもなくベッドサイドでの実施も可能です。最近はこの検査機材を備える歯科医院も出てきています。

訪問歯科において摂食や嚥下に関する問題にアプローチする場合に現実的なのはAのVEということになりますが、被ばくは避けられるにしても患者さまの身体的ご負担も気になり、処置に対して拒否傾向のある方ならなおさらです。また検査機材も高額であるにもかかわらず、この検査を実施しても歯科では診療報酬としてまったく評価されません(実施している歯科医院は無料検診的な位置づけで実施しています)

有意義な検査ではあるものの、訪問歯科で実施するには医院にとって敷居が高いと言わざるを得ません。

ですが・・・新潟大学にて画期的な装置の研究が進んでいるそうです

それは
ピエゾフィルムと呼ばれる柔軟性のある圧電素子の一種を利用した嚥下機能を評価する装置で、商品化も視野に研究が進んでいるようです。

ピエゾフィルム 左の写真がピエゾフィルムです

ピエゾ効果(特定の物質に力を加えると、圧力に比例した表面電荷が現れる現象で、ライター、スピーカーなどに応用されています)を利用した圧電素子です

その装置はピエゾフィルムを咽頭部に貼り、嚥下時の咽頭部の動きを電圧変化で読み取り評価するという仕組みで、メリットとして



といったことがあげられ、医療従事者による診断のみならず、老人ホームでの嚥下機能評価、さらには嚥下訓練にも使用されることが期待されているそうです。

訪問歯科を行うわたしたちも非常に注目している研究です。



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